クチコミより在校生の生の声!学校の良し悪しを探る体験入学のススメ
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口コミは有効?調理師専門学校の評判はどこまで信用できる?
生徒さんごとでその学校に求めるものは異なるかもしれませんが、調理師専門学校選びにおいて、重要な参考材料となるのが「在校生や卒業生の口コミ」。第三者の意見として信憑性が高く、純粋な評価・評判としての情報力の高さに、それを鵜呑みにする人も決して少なくないのが実情です。
口コミや評判においては専門学校選びだけに限ったお話ではなく、飲食店やホテル選びなど必ず口コミを参考にするといった方も多いとは思いますが、専門学校選びにおいてはその費用も去ることながら、
その選択次第では人生を左右するかもしれない
というターニングポイントでもあります。口コミや評判は、学校選びの参考材料として活用することはできますが、最終的には自分の目で見て自身の体で感じたうえで、最終的なジャッジを下すことが大切であることは言うまでもありません。
また、近年ではSNSが当たり前のように活用されることから、
在校生や卒業生のリアルな声
を入手するのが容易になってきたと言えますが、やはりインターネット上に公開される情報においては「話半分で聞いておく」ことが重要です。もちろん、口コミの内容に具体性があるのであれば、その人の体験談や感じたことを明確に反映していると思われますが、冒頭でもお伝えしたように
調理師専門学校に求める内容は人それぞれ異なる
ため、その口コミの評価や評判も、
それを書いた人基準になっている
ということを忘れてはなりません。
仮に同じ専門学校に入学する場合であっても、例えばAさんは卒業後の進路として有名なホテルのシェフを目指しているのに対して、Bさんは早々に独立して自分のお店を持ちたい、と考えていた場合、調理に対して目指すものも求めるものも大きく異なることは説明の余地がありません。つまり、Aさんの口コミにせよBさんの口コミにせよ、いずれも信憑性が高く実体験に基づいているかもしれませんが
どちらか一方を鵜呑みにしてしまうのはナンセンス
なのです。
今回は、そんな調理師専門学校選びに参考にすることの多い口コミや評判についてスポットを当て、口コミはどこまで信用していいのか?、口コミ以上の有益な情報を得るためにはどうすれば良いか?などをご紹介していきます。恐らく、勘の鋭い方はすでに察しているかもしれませんが、自身でその学校を評価するためには、
実際に学校へ行って在校生の話を聞く
というのが最も有効で、まさに「百聞は一見に如かず」。
調理においても「習うより慣れろ」と言われるように、自身で入学候補の専門学校を体験することが最も近道だと言えます。巷では、オープンキャンパスであったり体験入学であったりと、その学校を肌で感じることができる機会は多々用意されていますので、今回は「学校の良し悪しを探るべく体験入学のススメ」として、体験入学で得られるさまざまなメリットについてご紹介していきます。
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OG/OBより在校生!学校の良し悪しを探るなら在校生に聞け
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調理師専門学校選びに際し、まずはその学校のホームページを見たり、口コミサイトを見たり、SNSで検索したりと、情報収集のツールの大半がインターネット経由になりつつあることは、改めて説明の余地はありません。仮に、どのウェブサイトを見ても「良い評判・良い口コミ」しかなければ、必然的に
その学校を選んでおけば「失敗しない」
というというイメージに支配されてしまいます。
一般的に、こうした非合理な判断を行ってしまう心理状態を「認知バイアス」と呼び、第三者がオススメだと言っているから間違いない、といった心理になったり、ひいき目で見てしまったりする状態を指します。特に、その口コミや評価が、その学校のOG/OBだったりすれば、自分の目で学校を確かめることなくそこに決めてしまう・・・
そうした判断が入学後の価値観の違いを生む要因
となってしまうことは少なくありません。
冒頭でもお伝えしたように、各生徒さんごとで調理師専門学校に求める「学び」には、少なからず多少の違いがありますので、「木を見て森を見ず」にならないように自身が求める学びの本質を入学前に掴んでおくことが重要なのです。
では、口コミや評判はどのように活用すべきでしょうか?
もちろん、具体的な内容を投稿している口コミもあれば、信憑性に欠ける内容もあることでしょう。口コミや評判の活用のひとつとして挙げられる点は、自分自身では思いつかないような発想や視野を持った人が
独自の目線で切り込んだ投稿内容
がとても参考になり、投稿内容はもちろんのこと、
そうした視点や視野があるんだということに気付ける
という点が自分自身にとっても大きなプラスになることでしょう。 そうした材料を事前にリサーチしておき、それが本当なのかどうかを、実際にオープンキャンパスや体験入学に足を運んで確認・体験する。こうした行動を重ねることで、
口コミや評価を見極める能力も高まります
し、専門学校に対する入学後のミスマッチも減らせるようになってくるでしょう。 専門学校選びに限らず、実際に足を運んで自身で納得することは社会に出てからも必要なスキルとなりますし、在校生から生の声を聞けることは「何より信憑性の高い有益情報」となりますので、口コミ以上のものが得られることは間違いないでしょう。
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在校生と触れ合える唯一のチャンス「体験入学」を積極活用しよう!
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こうした内容を踏まえ、口コミなどで事前情報を得つつ、専門学校に対するイメージを膨らませられれば、いよいよ本格的な現地調査「体験入学」でのリサーチ開始となります。上記でお伝えしたように、口コミや評判はさまざまな立場・立ち位置での異なる評価となるため、例えば
OG/OBの口コミ:卒業後の就職や職に就いてからの視点や意見
という傾向になりがちで、「在校時にこうした指導や教育をしてくれたおかげで~」といった視点での評価になりがちですが、これから専門学校への入学を検討している皆さんにおいては、授業についていけるか?とか、友達ができるか?とか、
学校を評価するフェーズがOG/OBとは異なる
ため、
やはり自分の立場に一番近い存在である在校生の生声
を収集するのが、最も効率的であると言えます。
当「東京多摩調理製菓専門学校」においても、定期的な体験入学・オープンキャンパスを実施していることはご承知のとおりで、「▼わくわく体験入学」のページでもご紹介しているように、さまざまなレシピの調理体験が行えますが、こちらは当然調理の体験が主体ではなく、
授業の雰囲気や在校生の反応・学校の雰囲気
を肌で感じることが目的となりますので、おいしい料理に舌を打つことも重要ですが、あまりの美味しさに本来の目的を見失わないようにしてください。そして、在校生と触れ合いながら、気になることがあれば積極的に質問攻めにしても良いですし、
在校生のレベルや学習のレベルを把握する
ことで、入学後についていけないといった状況に陥ることも回避できるでしょう。 もちろん、地方に住んでいる方などは、距離的に体験入学への参加が難しいといった場合もあるかもしれませんが、可能な限り一度は足を運んで
実際の学びの雰囲気を掴んでおく
ことで、口コミや評価で記されていることの信憑性の判断だけでなく、実際に自分が入学した後の学習シーンなどもイメージしやすくなります。
これは、一人暮らしなどで部屋を借りる場面などと似ている部分があり、例えばインターネットネットだけで一度も内見していない物件を決めるより、一度でも内見したことがある物件の方が決めやすいのと同様、それだけ「自分の目で確かめる」ことが非常に重要であることは火を見るより明らかなのです。
体験入学・オープンキャンパスは、単に調理体験ができるイベントではなく、
・口コミや評価の信憑性を確認し
・自身の視野や視点を広げ
・在校生からリアルな体験情報を収集し
・入学後の自分のイメージを膨らませ
・その学校で間違いないという確度を高める
といった一連の作業となるということを、改めて認識しておくようにしましょう。
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