いつも悩む?!入試面接と自己PRと志望動機の作り方
【入試の第一関門】自己PRと志望理由の捉え方
調理師専門学校の入試には、筆記試験があるところは比較的少なく、書類や面接で選考を行っている学校がほとんどだと過去記事「▼入試ってどんな内容?入学方法や入学金は必ずチェックしよう」でお伝えした通りです。
そして、書類選考に必要となる書類は、
・高校から発行してもらう進学用調査書や卒業証明書(見込書)など
・自分で作成する自己PRや志望動機の書類(願書)
となり、どの専門学校もまずこの2点はしっかりと見ますので、きちんと準備期間を設けて作成し、提出できるようにしましょう!
ただ、この2つ…何が違うの?どうやって書けば良いの?という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
まず、自己PRというのは、
・自分はこんな人です
・こんなことが得意です
・この学校に入ったらこんなことを頑張ります
という自分自身をアピールするための書類です。
記入する際には、限られた文字数やスペースの中で、思う存分に自分の良さを伝えられるよう、具体的なエピソードを入れたり、読み手の印象に残るような言葉選びを心がけると良いでしょう。
続いて志望理由ですが、これは自分自身をアピールするというより、自分の想いを伝えるものです。
・この専門学校になぜ入学したいのか
・この学校でないといけない理由
などを選考する側に伝えるものなので、志望理由には、とにかく自分の想いの熱量を入れ込みましょう。
なお、これらの書類で選考が決まると思うと緊張してしまって、何を書けばよいかわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、考え方としては、選考をされるための書類ではなく、
「その専門学校の先生たちに自分という人をわかってもらい、自分の熱い想いを伝えるためのもの」
と考えて書くようにすると、専門学校の先生たちにも、より気持ちが伝わると思います。
▼お寿司にケーキ、製パンまで!全てが学べる調理師専門学校の魅力
卒業後の自分の将来像をしっかり持っているかが鍵!?
それぞれの書類において、何を一番求められるのというと、
卒業をしてからどうなりたいか、という将来像の“明確さ”です。
書類だけでそれがきちんと伝わるのだろうか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の言葉はとても正直なので、文章にしてみるとそれがよく表れます。
もちろん面接でも同じような質問をされたりするので、
面接においても自分の言葉でしっかりと将来の夢を伝えることが大切です。
反対に、やはりやりたいことが明確ではなく、ふんわりとしてしまっていると、
本当にうちの学校でやっていけるだろうか?
やりたいことがあまり定まっていないのに、途中で嫌になってしまわないだろうか?
と選考をする先生たちが不安に感じてしまったりします。
これは選考に影響することはもちろんですが、何より自分のためにもなりませんので、やはり専門学校に入る前には、この専門分野を学んだ後、将来どうなりたいのか、という夢や将来像をきちんと明確なものにした上で決めていくようにしましょう。
志望先学校のリサーチとその学校でなきゃならない理由は明確に
専門学校で新入生の選考に関わる先生たちは、「選考のプロ」と言えるでしょう。過去何百人もの生徒の自己PRや志望理由の書類、面接を見てきています。そのため、書類の文章が“自分の学校だけ”に宛てて書かれたものかどうかは、見たらわかってしまいます…!色々な専門学校に全く同じ志望理由を書いていたとしたら、そこに書かれたことを見て
うちの専門学校の強みはこれじゃないんだけどな… うちにはこのコースないんだけどな…
なんてことになってしまうかも…。
そうならないためにも、その専門学校のリサーチは徹底的に、そして
その専門学校でなければならない理由をきちんと書くようにしましょう。
志望理由を書く時、例えば「将来、日本食の料理人になりたいので、この学校を志望しました。」と書いたとしましょう。
しかし、これだと「日本食の料理人になるには、うちの専門学校でなくてもなれるのでは?」ということになってしまいます。
書き方の一例としては、
日本食の料理人になりたい、
具体的にはこんな日本食の料理人になりたい、
そのためにこの専門学校でなければならない
という形で書いてみると良いでしょう。
その学校への志望理由を書く時には、その学校の強みと併せて、
“この学校でなければならない”具体的な理由
を書くことが大切なポイントになります。
いかがでしたでしょうか? そもそも文章を書くのが苦手、という方もいるかもしれませんが、まずは書いてみないと始まりません!自己PRを書く時に悩んだら、まずは周りの人に「私の良い所ってどんなところ?」と聞いてみるのも良いでしょう。それをメモにまとめて、ノートに書き始めたりすると、案外簡単に書けたりもします。まずは思いついた言葉だけでも良いので、少しずつ書き始めてみましょう。