入学前に調理師専門学校に通うメリット・デメリットを知ろう
調理師専門学校に通うメリット・デメリットとは
将来、料理の仕事に就きたいという目標がある場合、「やっぱり進路は調理師の専門学校だ!」と考える方が多いかもしれません。その選択肢は間違いなく多くのことが学べ、自分を成長させるものとなるでしょう。ただ、選択肢をそれだけだと決めて、良いところばかりを見てしまうと、後から後悔してしまうこともあるかもしれません…。
今回は、あえて調理師専門学校に通う、メリットとデメリットの両面をお伝えしたいと思います。
調理師専門学校に通うメリット~資格取得だけじゃない?!
早速、調理師専門学校に通うメリットから!
一言にメリット、といっても、本当に多くのことがあり、またその人のとらえ方や感じ方によっても異なったりしますが、主にこのようなことが挙げられるのではないかと思います。
・幅広く、万遍なく学べる
調理師専門学校では、しっかりとカリキュラムが組まれ、調理師になるために必要なことを技術も座学も含めて、基礎から発展まで学びます。そのため、基本的なことは学び残しがないように、経験を積んだ講師から教えてもらうことができます。また、専門学校によっては、ある技術に特化したコースを設置しているところもありますが、入学時にはやはり基礎・基本を学びますし、またベーシックなコースでは和・洋・中・製菓・パンなど幅広く学び、実習を通して理解を深めることができます。
・卒業すれば調理師免許を取得できる
これはやはり大きなメリットではないでしょうか。厚生労働省指定の調理系専門学校に入学し、調理師免許取得のための必要な単位を取得して卒業すれば、国家資格である調理師免許が取得できます。調理師専門学校でしっかりと学んだという証明にもなるので、就職先の選択肢も広がります。
・同じ志を持つ仲間ができる
興味のある分野で、一緒に頑張れる仲間ができるというのは、その先の将来を考える上でも専門学校に通うメリットだと言えるでしょう。また、良きライバルに出会うことで、自分の技術を磨こうと良い刺激にもなると思います。
調理師専門学校に通うデメリット~経済的
では、次にデメリットもお伝えします。
・学費がかかる
専門学校はやはり学費がかかり、そして、その学費は決して安いものではありません。専門学校には行かずに就職をし、そこでの経験から、技術や知識を得て、かつ調理師免許も独学で取得すれば、この分のお金はかかりません。むしろ、お金を稼ぎながら料理の知識を増やすことができます。(ただ、いきなり実践、という形で学んでいくので、学び残しが出るという点があるということも理解しておきましょう。)
・時間がかかる
学校に通い、知識を深め、技術を得て、卒業して、実際に経験を積んでいく。これはいきなり就職するよりも、独り立ちをするまでには時間がかかります。高校を卒業して、いきなり就職をした人とは、同じ年齢であっても経験値が異なるので、最初のうちは実践の場における技術力や立ち振る舞いには、差が出るでしょう。
まとめ、進路を決める際に大切なこと
今回はこのようなメリット・デメリットを挙げてみました。
他にもいろいろなことが挙げられるとは思いますが、いずれにしても、進路を決めていく際には、「両面で」考えることが大切です。メリットもデメリットも知った上で、しっかり時間をかけて考えてみましょう。
そして、考え抜いて決めたのであれば、その決断に対してぜひ自信を持ってくださいね!
きっと道が開けてくると思います!